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NPOのfacebookページ運用をグロースさせるポイントまとめ

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こんにちは、マーケターのムロヤ(@rmuroya)です。

NPO団体のSNS担当や、広報担当の方のなかには、

寄付者を集めたり、スタッフやボランティアを集めたり、活動の協力者を集める(団体、法人、行政などあらゆる施策関係者)ためにfacebookページを運用しているが、

「facebookの仕様が変わった」

「アルゴリズムが変更になったらしい」

「じゃあ、今はどういう風にfacebookページを更新していけばいいの…?」

という悩みを持つ方は少なくないと思います。

寄付金もスタッフも潤沢な団体なら運用はお手の物かもしれませんが、そうでもない団体では専任をつけられるわけでもなく、日々の他の業務に時間をとられてしまい、SNS運用のインプットやキャッチアップが大変かもしれません。

このnoteでは、そんな方々に向けて、「エッジランクとは?」といったガチガチなアルゴリズムの説明や、技術的要素高めのテクニカルな話は一切抜きにして、担当者の方に役立つような情報を、ざっくりではありますがまとめてみました!

SNS運用の二大原則

① 受け手にとって有益な情報を提供すること

② アルゴリズムの変動に振り回されずに、①を追求すること

基本的にこの2つの考えをインストールしておけば、大丈夫です。②は忍耐みたいなものと受け止めてもらえればと。これでOSは万全です。

ちなみにSEOもアルゴリズムは日々変動しますが、同様の考えで、基本的にこの姿勢を貫いていれば、大きく誤った方向に突き進んでしまうようなことはありません。本質的なユーザー価値の追求が大切ですね。そこに努力の焦点が当たっていれば、だいたい間違いはありません。

facebookページ更新において、頭に入れておきたいこと

・「エッジランク」というアルゴリズムがあり、ページをいいねしてくれている人の全員のタイムラインに流れるわけではない

意外と知らない人も多い大事なポイント

・みんながみんな、あなたのfacebookページに高い関心を寄せているわけではない

他のページやグループや友達の情報に接してる。そんな情報爆発のなかで、いかに目に留めてもらえる投稿ができるかが鍵。

・投稿時間のポイントは、Webに人がいる時間が良さげ。よくあるのは、出勤前、昼休み、帰宅後の3つの時間帯。

でも今は「見逃し配信」のような感じで、人気のものはちょっと前の投稿でも流れてくる。初期のリーチにこだわるならこだわるという運用でよい

・ソーシャルメディアは「アイキャッチ(メイン画像)」と「タイトル」で成果の9割が決まる

なので、受け手の目を惹くようなアイキャッチに仕上げたり、必要に応じてSNS向けにタイトルを書き替えるなどして(リンクの投稿の際にタイトルの箇所をクリックすると編集できるようになります)、パッと見で注目してもらえるようにすべし。

いいね!をつけてもらえる「第一印象」と「導線づくり」が重要

・「投稿の上部固定」をしっかり活用して、まず目にしてもらいたい投稿をまず目にしてもらえるようにする

・プロフィール写真はもちろん、ヘッダー写真にこだわる(スマホユーザーが多いようなサービスなら、スマホで見たときのレイアウトに気をつけるべし)

・ウケなかった投稿や内容が薄い内容は、投稿後に削除していくのもアリ。そうすることで、fbページを閲覧しに来た人への「負のプロモーション」を回避できる。

・ブログにウィジェットを貼り付けるなどで、「fbページいいね」の導線を増やしておく(且つ、目に付きやすい位置になるべく置いて、「ポチ」までの距離・導線・ステップ数が短ければ短いほどよいです)

・団体名が英語表記である場合には、検索でヒットされやすいように「カタカナ名」も入れておくとよい(団体概要にもさまざまなキーワードを忍ばせておくと検索で発見されやすくなる)

PDCAをぐるぐる回そう。とくに「インサイト」はリサーチとしても使える!

・できれば更新頻度は多めで信頼感や親近感のマインドシェアとりたいけど、無理して制作して投稿の内容が薄くなるなら、「週1の更新だが、渾身の一球で攻める」方式が吉となりそう(限りあるリソースで最大の成果を得られる設計を!)

・分析ツールの「インサイト」を有効活用すべし!どんな投稿が反響があり、どんな投稿がスルーされるかを学んでPDCAまわせる

・どんな発信やコンテンツがウケないのか、刺さらないかのリサーチにもなる(「社会的意義は非常に大きい内容なのに、なかなか反応してもらえていない」「こんな切り口の説明だとウケる」)

・リーチは伸びていて、いいね!はないけど、クリックはされている投稿=むっつりと読まれている

・リーチは伸びていて、いいね!だけはあるけど、クリックはされていない投稿=ただの自己顕示?

・分析ツールの「インサイト」を有効活用すべし!どんな投稿が反響があり、どんな投稿がスルーされるかを学んでPDCAまわせる(大事なので2回言いました)

投稿のアイデア集

SNSはなんらかのきっかけで団体を知って興味をもってくれた人が見ていたり、そういう人の視線が集まっているメディアです。なので、そういった期待に応えてあげられる投稿に価値があり、喜ばれそうです。

例えば、

・日々どんな活動をしているの?(活動報告)

・その活動でどんな貢献ができたの?(結果、成果)

・どんなスタッフが働いている?顔は?職業は?雰囲気は?

・スタッフ以外にはどんな人が関わっている?

・どのくらい注目されてる?(メディア露出など)

・エンドユーザーにはどういう風に喜ばれている?

・このイシューにはこんな課題もあるんですよと提示してあげる(イシューへの気づき/学び系)

・この課題はここがキモですと伝えてあげる(イシューへの気づき/学び系)

といったものです。NPO業界では、集客目標に追い込まれたためか「イベント告知にまみれてしまったfacebookページ」をちらほらと見かけますが、本質を忘れないで地道に熱をしっかり伝えることで、共感と支援の輪を広げていけると思います。

ざっとポイントを書いてみましたが、実戦でとくに活かせるものに絞っているので、ぜひお試しください。

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