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SNSマーケの構造は「グラフ理論」で単純化しよう

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高専のころに習ったグラフ理論の考え方が、デジタルマーケティングの実践の場でめちゃくちゃ役立つなぁと思う日々です。

SEOならページランクの仕組み理解や、リンクジュース調整やコンテンツのテーマ性の伝達の最大化に、SNSならインタレストグラフやソーシャルグラフをどう情報伝播させていくか、などの場面で活きています。

グラフ理論とは

グラフ理論については、ざっくり説明すると、「何かと何かのつながり方を科学できるやつ」「点と線の関係がわかるやつ」と理解してもらえればと思います。

これは母校から引っ張ってきたpdfの一部。

「この技術は,Googleなどの検索サイトやfacebookなどのSNS分野で利用されています!」のとおり。

詳しい説明については、こちらの記事を参照いただければと。都道府県を例にわかりやすく説明されています。
日本の中心はどの県だ?グラフ理論(ネットワーク)の基本的な諸概念

HIP HOPでわかるネットワーク分析みたいな分析にも使われます。

(グラフ理論といえば「ケーニヒスベルクの問題」。懐かしい。)

ネットワークでの情報伝播の設計が捗る捗る

このグラフ理論の基礎を頭に入れておくだけで、ネットワーク分析が捗って、どういうつながりの種類(プライベートグラフ、ソーシャルグラフ、インタレストグラフ等)によってリーチし、波及させていけるかをシミュレーションしやすくなります。

ターゲットユーザーへのリーチ(到達)を科学しやすくなる感じです。初期拡散はこうで、次にこのクラスターに伝搬できて…といった感じでで、SNSマーケティングの戦略設計もしやすくなります。

<参考になる記事>
本当のインフルエンサーとは、自分の投稿をリツイートしてくれる人|ビッグデータを扱うjigen_1さんの語るTwitterオーガニック論とは?
口コミ拡散のためにはコンテンツが1番、では2番は何に?|jigen_1さんが語るツイートが拡散する仕組みとは

「OBJECTIVE、WHO、WHAT、HOW」のフレームワークに則ると、「WHO」に「WHAT」を届けるにはどの「HOW」が効率がよいか、を考えやすくなりますね。

グラフとリーチの例

色々ありますし、厳密には違いますが、一例としてはこんなところでしょうか。

ウェブにおける「URL」と「リンク」の関係、ソーシャルメディアなら「アカウント」と「フォロー・フォロワー」など自分なりにいろいろ整理してみて思考の体系化をしておくと、最適な戦術選定につなげやすくなりそうです。

例)
・「ハッシュタグ」による「インタレストグラフ」へのリーチ
・「インフルエンサー」による「インタレストグラフ」へのリーチ
・「クラスター」による「インタレストグラフ」へのリーチ
・「フォロワー」による「ソーシャルグラフ」へのリーチ
・「拡散」による「二次伝搬のソーシャルグラフ」へのリーチ
・「ジモメン」による「プライベートグラフ」へのリーチ
・「同級生」による「プライベートグラフ」へのリーチ

▼インタレストグラフについて

▼ソーシャルグラフについて

▼プライベートグラフについて

もっと知りたくなったらおすすめの本

グラフ理論ドンズバではないですが、超絶面白かった本はこちらです。

<おすすめ書籍>
ウェブはグループで進化する
つながり 社会的ネットワークの驚くべき力
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く

個人的に『新ネットワーク思考』がイチオシです。

学生の頃でも学びに無駄はないですね。

スティーブ・ジョブズ氏の言う「コネクティング・ドット」とはこれまさに。

 

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