コンテンツマーケティングでは、PV数を「コンテンツの活用状況」とも読もう

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コーポレートサイトやオウンドメディアの代表的な指標として「PV」があります。コンテンツを作り、届け、役に立っていただくお仕事をされてる方ほど、PVに翻弄されると思います。

※なお、広告収益に直結するメディアのようなビジネルモデルでは話は別です。ここではリード獲得やナーチャリングを目的としたメディアを指します。

 

そこで、こう言い切るのはどうでしょうか。

 

【PVとはコンテンツの活用状況である】

 

例えばB2Bのサイトの場合、メディアビジネスと違って、PV数だけをひたすらにめっちゃ伸ばすことは本質ではありません。

サービスマーケティングの理論のように、無形商材でプロフェッショナルサービスであるため、購買を決める意思決定に至るまでには、いろんな情報収集をします。

 

最新の道具は、ディテールに目がいってしまい、ときに本質的な思考を忘れさせます。

ここで、SNSもホームページもない時代を想像してみてください。本質は原始的な時代を想像することでも掴んで離さないようにできます。

営業パーソンが1対1で電話やメールや手紙やカタログで丁寧に情報を伝えてそうですよね。

今や、ウェブサイトやオウンドメディアがあれば、デジタル上のコンテンツでそれをセルフサービスでやってくれます。

 

この活動原理が1PVなのです。

 

 

1人でも多くの人にコンテンツを届ける活動を通じて、結果としてPVは伸びていきますし、1人に多くでもコンテンツを見てもらう活動を通じても、結果としてPVは伸びていきます。

コンテンツをクリックしてもらって、読んでもらってお役に立ってもらうことが、 PVが伸びることです。

PVが全然伸びないコンテンツは、そもそも届けられていなかったり、ディスプレイに表示はされてるけど関心をひかずクリックされていないかもしれません。

 

「PVを伸ばすためにはどうするか?」の問いを

「コンテンツをもっと多くの人にたくさん活用してもらうためにはどうするか?」

に変えることで、本質的な解決のアプローチが見出せるかもしれません。

 

ただPV数だけを追ってしまうと、手っ取り早くPVを稼ぐために釣りタイトルでクリックさせまくったり(クリックベイト)、SEOのビッグワード系のクエリの記事を仕込んだり、行き過ぎた果てには対立が激しい論争の片方の陣営を徹底的に攻撃するようなフェイクニュースなど、ダークサイドがあります。

 

ここではコンテンツをコラムやサービスページや事例記事やホワイトペーパーやセミナーページなど、あらゆるお客様にとって価値あり役に立てる情報をさしています。

 

PV数に翻弄されず、コンテンツの公開後は「コンテンツの活用状況」に意識を向けましょう。

データとはお客様の行動の痕跡です。データだけを見ず、お客様を見て、喜んでいただけるための施策をしていきましょう。

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