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【徹底解明】当たり前になった「SNS検索」の世界

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Googleの検索回数は年間2兆回とも言われており、「検索といえばGoogle」のSEOマーケターでも思ってきているのは「SNS検索」が当たり前の消費者行動になっているということ。

SEO村に激震が走ったGENKING氏の記事は記憶に新しいです。

「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。Instagramは検索することで言葉より画像が表示される」。

そこで、SEOマーケターには馴染みが薄い「SNS検索」について、気になったので色々まとめてみました。

SNS検索に関する調査データ

SNSを使う目的として、情報収集が一番多いです。下記の図はインテージの調査より。

ここはGoogleとも同じですね。検索のメイン動機は情報収集なので。


出展:https://www.intage.co.jp/gallery/sns2017/

SNS検索の代名詞、ハッシュタグ検索についてはどうでしょう。

DIGIDAYの記事によると、日本のInstagramユーザーのハッシュタグ検索回数は、グローバル平均の3倍近いとのこと。

栗山:最近はググるよりもタグる人が増えています。日本のInstagramユーザーのハッシュタグ検索回数は、グローバル平均の3倍にも上ります。実際、我々の調査でも、Instagramで検索してから、WEBサイトでより詳しく調べるなど、次のアクションを起こすユーザーが増えていることがわかっています。
出典:https://digiday.jp/brands/dentsudigital-kobayashi-kondo-facebook-kuriyama/

こちらは電通総研メディアイノベーション研究部の調査より、図の一部を引用。

ここがSNS検索の特性を表していると思うのですが、10代女性のおいては、ファッションのトレンドや、芸能人・著名人の情報検索では、検索サイトよりもSNS検索の方がよく使われているようです。

出典:SNSの利用実態(MEDIA INNOVATION LAB)

ここからわかるSNS検索の特性

この状況は、SNSに関する書籍『シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~』の本の一節の言葉を借りると、人々の可視化されたライフスタイルやインタレストの集積とも表現できる情報ソースになっている、ということです。

旅行やコスメやイベントなど、商品購入前に個人のリアルの感想、評判を調べたりしていますよね。Google検索の前に、SNS検索されるようになってきているのです。

マーケティングのタッチポイントとしても、SNS検索の重要度が高まっていることがここからわかります。

SNS検索のされ方の種類

ここは周知と思いますが、思考の整理がてら書きます。

1.特定のアカウントを見つけたい

SEOで言う「ナビゲーションクエリ(※)」です。
※「amazon」「ゾゾ」「ようつべ」みたいなサイト名をキーワードを入れこむ検索ですね。

検索サイトでは、サイトなのに対して、SNSではアカウントが検索対象になっている違いの程度です。

このアカウント検索のユニークなユースケースはこちらでしょうか。
SNSで初恋の人を検索。見つけられたら再会する? #女子のホンネ

他に元彼、仕事仲間、クラスメイトも検索されているでしょう。

また、最近話題のSNS採用の文脈においても、TwitterやLinkedin上のプラットフォームで、プロフィール文などから「誰かいい人いないかなー」と母集団のリサーチにも活用が進むでしょう。

アカウント検索時で見つけされやすくする工夫

いわゆるSNSアカウントとしてのSEOとしては、

・アカウント名が英語表記の場合、カタカナ表記も加えて「表記揺れ」に対応できるようにする
・テーマやジャンル検索に引っかかりやすいように、トピックキーワードを含めておく(コスメブランドなら「コスメ」など)

など、色々あるかと思います。

身バレ対策として、逆SEOの技術進化も進んでいますね笑
ツイッターで身バレし特定されるのか調べてみました又特定しましたの意味は?類語とか
Twitterで身バレしづらいサブ垢の作り方

2.ある特定の投稿を見つけたい

「地震だ!震源地どこだろう…」
「facebookが開けないぞ。ダウンしてんのかな…」
「今日の渋谷のハロウィン、どんな感じになってしまってるのかな…」

みたいな、その瞬間の状況を知りたい検索が代表的ですよね。

また、芸能人も当たり前に言うようになった「エゴサーチ」も代表格です。

デジタルマーケター目線のメリットとしては、Googleなどの検索サイトはインデックスされるまでに何日も時間がかかることがありますが、SNSは即座に検索可能になるので、リアルタイム検索のニーズに対応できることです。

したがって、テレビ番組などでトレンドになったことがわかれば、すぐにそのキーワードを含む投稿をしておくことで、SNS内の検索結果でユーザーに露出しやすくなるのです。ソーシャルメディアでのSEO版ですね。

他には、観光地、コスメ、スポーツとかフェスやコミケなどが代表的なケースかと。いわゆるイベントや祭り事。最近では、M-1グランプリが記憶に新しいです。

あとは、この経験をした人を探している、口コミを知りたい、SNSで話題の〇〇を調べたい、とかの用途もですね。

こちらの記事にわかりやすくまとまっていますのでご参考にどうぞ。
“最旬”の情報を手に入れる「SNS検索のコツ」

SNSならではの検索

Twitterのサジェストを覗くと、これまたSNSならではの世界が広がっていました。

例えば「上司」とKWを入れてみると…

というように、上司に関するツイートを伺い知れます笑

関連して、Google検索では、このサジェスト検索が有名です。

他にも、感情やシチュエーションにまつわる検索も可能で、調べたい事柄に対して特徴量の高いキーワードで絞り込むこともできますね。
「辞めたい」
「草」
などなど。

あと、英語学習にも使えまして、使いたいフレーズがある場合に、ネイティブの方の投稿を覗いてみることで事例のストックに役立ちます。

タグるとググるの共通点

SEO村では馴染みが薄い「#タグる」の話です。

なお、ハッシュタグ検索のされ方は、Google検索にも似ているところがあるようです。

投稿ボリュームでの分類

例えば、SEOのキーワードの分類には、検索ボリュームの軸では

  • ビッグワード
  • ミドルワード
  • スモールワード(ロングテールワード)

があります。

ハッシュタグでも同様に「ビッグタグ」とか「ミドルタグ」と呼ばれたりすることもあるそうです。

Instagramの人気投稿アルゴリズムを徹底分析! ライスカレー製作所が語るアカウント運用のポイント」の記事でも、

企業のInstagramアカウントでよくやってしまうのが、いわゆる「ビッグタグ」と呼ばれる、もの凄い投稿枚数が多いハッシュタグを投稿につけて、そこで人気投稿にピックアップされようとしてしまうこと。SEOで検索数が多いキーワードの検索順位を一位にしようとすることと同じく、非常に難易度が高いのでおすすめしません。

そこで企業のアカウントが個人の投稿に勝つためにどう戦っていくか、いわゆる「ミドルタグ」と呼ばれる、投稿件数も検索ボリュームもそれなりにあるハッシュタグ、そこで人気投稿に載せることを狙っていくべきです。

と触れられています。

Instagramの場合は、Twitterと比べて拡散がされづらい設計になっているため、リーチを伸ばすにはハッシュタグの選定が重要です。

ビッグタグは競合が多い故に上位表示が難しいので、まずは自分が勝てる土俵(ハッシュタグ)を選んで、小さくてもナンバーワンを狙うのが重要ですね。

探索内容での分類

検索キーワードの内容の軸では、Google検索で有名な

  • インフォメーションクエリ
  • ナビゲーションクエリ
  • トランザクションクエリ

の分類についても、同様なものがあるようです。

参考)

ここはTwitterやインスタのプラットフォームによっても色々な切り口の軸はあるでしょうが、

  • 対象物(例: #スタバ)
  • つながり(例: #写真好きと繋がりたい)
  • キャンペーン(例: #ポカリのまなきゃ)
  • 意見(例: #MeToo)

と分類できるでしょうか。

こちらの分類もわかりやすいです。
https://twitter.com/moron_non/status/1046946964598738944

また、こういう言葉の独自化も面白い工夫です。

Yuiさんのハッシュタグは、英語、カタカナなど、いろんな表記で細かく入れるなど、工夫されています。また、「ぷぃメイク」という独自のハッシュタグを作ることで、ファンの子が思わずそのハッシュタグをつけて投稿したくなる雰囲気をつくっています。
出典:https://toyokeizai.net/articles/-/179304?page=2

といった感じで、ハッシュタグは情報整理(コンテンツの分類)のみならず、鎖(投稿をつなぐチェーン)の役割を持っているのがユニークなポイントです。

SEO担当者向けのTwitter検索術

SEO担当者なら、アルゴリズム変動が起こった時には、信頼できるアカウントの発信内容を集めて拾うようにすると楽チンです。

国内なら
@tsujさん
@ossan_miniさん
などなどを「from」演算子で拾って、変動があった前後を「since/until」で期間を絞り込むと見つけやすいかもしれません。

よく使うような検索は、毎回この画面で入力するのが面倒なので、よく使う検索パターンの演算子をメモっておくと良いと思います。

海外勢なら、おおきさんがご紹介されているこちらキーワードと組み合わせるともっと楽チンになります。

ちなみに、IFTTT(イフト)と呼ばれるWebサービス間を連携できるWebサービスがあるのですが、これを活用してTwitter検索のQOLが向上できます。スプレッドシートやChatWorkなんかと連携して、ブランド名など特定条件を満たすツイートを抽出して通知を送るとかです。

検索のこれから

レコメンドの技術進化で、SEOはやたらと死んだと言われがちですが、普遍的なサーチの重要性は変わりません。

情報量が爆発すれば、必ず活躍するのが検索技術です。

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