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A/Bテストの正攻法は「ユーザーの知覚」を制すること

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グロースハッカーな皆さんならご存知のことかもしれませんが、コンバージョン率の変化とは、「ユーザーの知覚の変化」とも言い換えられると私は考えています(顕在的にも潜在的にも)。

知覚が変われば、行動喚起や態度変容の「具合」が変化し、結果としてコンバージョンのされ方に変化となって現れます。

なので、例えばあるCTAボタンの色を変更するA/Bテストをしたがコンバージョン率が全然変わらなかったということは、ユーザーにとって重要な知覚の変化ではなかった、と考えることができます。

逆に、コンバージョン率が良くも悪くも大きく変わったということは、ユーザーにとって重要な知覚の変化だったのでしょう。

また、データでも答え合わせができなかったときは、サイト訪問者にとってマジで価値ある知覚の変化だったかどうかを振り返ってみると良いです。

言われてみると当たり前のことですが、これを意識してPDCAをゴリゴリ回してくのと、意識しないのとでは、仮説検証時の学びの総量が大きく変わってきます。

その知覚を変化しているかどう仮説を立てやすくする鍵は「共感力」です。

「共感」とは、私の考えでいくと、同じ想いや感情が共有できていること、同じようにわかること、感じること。

「さがしづらいな」「みつからないな」「どれもいいなどうしよう」「あ、これが欲しかったんだよ!やった!」など、ユーザーと同じペインとゲインを知覚できるようになれば、恐山のイタコとして合格でしょう。

知覚に大きな変化を与えられる施策を打てるようになり、ひとつひとつの施策のインパクトや成功確度を高めることができると思います。

(この「共感マップ」、とてもいいですね。)

マーケターは選択(商品・サービスを選んでもらうこと)を科学するのです。

インサイトとファクトを収集し、ユーザー理解からのユーザー視点の獲得をして、どうしたら選んでもらえるようになるのかを科学していきましょう。

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